・元プロ野球選手の「新庄剛志」は、敬遠球を打ち返してヒットにしたことがある。
(日本ハム、阪神や米大リーグでも活躍した新庄剛志氏(49)は現役時代からかぶり物姿での練習参加やオールスターゲームでのホームスチールなど奇想天外な言動で話題を呼んだ。そうした数々の「新庄伝説」の中で最も有名なのが、阪神時代に放った「敬遠サヨナラ打」だろう。思いつきでやったように思われがちだが、実は周到に準備していた。平成28年7月26日の産経新聞朝刊(大阪本社発行版)に掲載された当時の打撃コーチ、柏原純一氏の証言を紹介する。それは11年6月12日、甲子園球場での阪神-巨人戦で起こった。4-4の同点で迎えた延長十二回1死一、三塁。巨人の槙原寛己投手が敬遠しようと投じた遠い外角への緩い球に新庄氏がバットを出すと、打球は広い三遊間を抜いてサヨナラ安打となった。柏原コーチは巨人との3連戦前の打撃練習で、新庄氏が打撃投手に外角外れのボールを要求しているのを目撃した。「どうしたの? と聞くと『(9日の)広島戦で敬遠されたので、次、打ちまーす』と言ってきた。宇宙人と言われた新庄だが、投手は敬遠する際にフォークボールやスライダーは投げない。考えてみれば計算し尽くされていると思った」柏原コーチ自身も現役時代に敬遠球をホームランにした経験を持つだけに、新庄氏に共感する部分はあった。だが実際に打つとなると、当時の野村克也監督の了解を得られるかが問題だった。そして問題の瞬間。打席の新庄氏が「敬遠球を打ちたい」というサインを、柏原コーチに送ってきた。「野村監督に『新庄が打ちたいと言ってます』と伝えると、『あの目立ちたがり屋が…』とぼやいた後にゴーサインが出た」新庄氏と野村監督の関係は、監督が新庄氏をうまく乗せていた感じだったという。新庄が投手をやりたいと言えばマウンドに上げ、4番を打ちたいと言えば、その通りに起用した。「新庄がうまいこと野村監督に泳がされていたんじゃないかな。へそ曲がりな性格なのに、ぷーっとすることがなかった」
何も考えず、奔放に選手生活を送ってきたかに見える新庄氏だが、自分なりの考えを持っていたことがよく分かる。新庄氏は最近、自身のインスタグラムで、野村監督に監督就任を報告したとして「大きな空から僕の采配 選手教育を見届けて下さい」(原文のまま)とつづった。)
・音楽プロデューサーの小室哲哉は、実は楽譜が読めない。
(槇原敬之との対談で本人が話している。
槇原:でもなんか、それでなんか、かたくなに僕にはピアノはやらせたかったみたいですね。ただあの、習うっつったのは自分からなんですけどね。だけどこう、譜面とかすごい苦手で、僕でも、いまだにアレンジする時とか、譜面使わないんですよ。
小室:ああ、僕もそうですけどね。いっさい書かないですけど。読めないし、僕は、譜面。
槇原:本当ですか? やった!!
小室哲哉は「ああ、僕もそうですけどね。いっさい書かないですけど。読めないし」
バイトでバックバンドの時に配られた楽譜は、コードを追うくらいしかできなかったそうで、3回に1回オーディションに落ちてたみたいである。槇原敬之もピアノ習ってても譜面が苦手で先生の指見て。あとは音で覚えてたようである。ちなみにサザンの桑田さんと
ドリカムの美和さんも楽譜読めないようである。)
・ボイコットという言葉はボイコットされた人の名前。
(「ボイコット」の語源は人名である。 1880年、アイルランドで土地を管理していた「チャールズ・ボイコット」が由来とされている。 当時、結成された土地同盟から小作料の軽減を打診されるも拒否したために、抗議運動を起こされる事件が発生し、そこから言葉が広まった。抗議運動の内容は、主にボイコットが管理する土地での耕作拒否である。
ボイコットは、食糧供給や通信の術を断たれ、孤立した結果、管理していた土地から離れる結末となった。このことから、ボイコットは拒否・排斥の意味を持つようになったとされている。
過去に起こった有名なボイコットは、1891~1892年にかけて、イランで行われた抗議活動で「タバコ・ボイコット運動」と呼ばれている。海外では「Tobacco Protest」「Tobacco Movement」とも呼ばれる抗議活動である。イギリスの会社がイランのタバコ利権を得たために、抗議活動が激化した。当初は、タバコ会社を批判する演説や支店開設に抵抗する動きなど、抗議を訴える活動が中心だったようである。要求が通らないフラストレーションや、タバコを禁止する教令が発令されたことをきっかけに、「タバコを吸わない」「キセルを破壊する」といったボイコットにも発展していった。最終的に、イギリスの会社は利権を手放し、運動は終息に向かった。
またソビエト連邦(現ロシア)のモスクワで、1980年に開催されたオリンピックでは、一部の国がボイコットを表明している。日本語の意味としては、「オリンピックの参加拒否」と判断できるであろう。当時、ソビエト連邦はアフガニスタンへの侵攻を行っており、侵攻に反対の意を表明するため、アメリカが各国にボイコットを呼びかけたことがきっかけである。しかし中には、オリンピック精神にのっとり、文化や国籍の違いを乗り越え、平和への貢献を果たす目的で参加を決めた国もある。日本は、アメリカからの呼びかけに応じ、ボイコットを表明した国の1つである。)
・梱包材の「プチプチ」の正式名称は「気泡緩衝材」
(プチプチの正式名称は「気泡緩衝材」という。 他にもメーカによって「エアパッキン」「エアークッション」「エアーキャップ」「エアマット」「キャプロン」「ミナパック」 など様々な名前で販売されている。英語では「bubble wrap(バブルラップ)」と呼ばれている。プチプチは空気を含んでいるのでとても軽く、クッション性が高いので商品発送時や引越し、精密機器の保護など様々な用途に利用されている。種類は主に、シート・平袋・ロールタイプの3種類である。簡単にご説明すると、「シート」は規定のサイズであらかじめカットされたプチプチ、「平袋」は袋状に加工されたプチプチ、「ロール」はその名の通りロール状になっているプチプチである。用途については、シートが陶器や食品、CDやDVD、プラスチックやガラス製の割れ物の梱包など、平袋が小さな部品やパーツ、アクセサリーなどの小物やワインや日本酒、焼酎、ジュースの梱包など、ロールがシート品と用途はほぼ一緒ですが、違いとして大量にご使用される場合や、自由なサイズでカットして利用したい、大きな商品を梱包されたい場合に使用される。)
・世界中の人を1ヶ所に集めると琵琶湖に収まる。
(世界中の人間が一カ所集まるにはどれくらいの広さが必要であるか?その疑問については、以前、フジテレビの『トリビアの泉』という番組で紹介されていた。「世界中の人を1ヶ所に集めると琵琶湖に収まる」というネタである。番組内で行われた計算方法は以下の通りである。まずは、一辺が90cmの電話ボックスに、中肉中背の体型の人が何人入るか、という実験を行う。結果、8人入る、という事である。当時の世界の人口は約62億1100万人。これを、8人入れる電話ボックスに収めるためには、7億7637万5000個の電話ボックスが必要である。(番組中では約7億7640万個と計算していたので、以下それに倣う。)
電話ボックス1個の面積は90cm×90cm=8100平方cmなので、電話ボックスを7億7640万個並べるのに必要な面積は、776400000×8100平方cm=6288840000000平方cm
=628.884平方km。約629平方kmである。琵琶湖の面積は、当時約674平方kmであたので、世界中の人間を電話ボックスに詰めるほどの密度で並べれば、琵琶湖に余裕で収まる、という計算になる。なお、現在の世界の人口はこの番組の放送時よりも増えている。
調べてみたところ、約81億1900万人であった。仮に81億1900万人として、計算し直してみる。81億1900万人の人間を、8人入れる一辺が90cmの電話ボックスに収めるには、電話ボックスが10億1488万個必要である。そのため、1個8100平方cmの電話ボックスを10億1488万個並べるのに必要な面積は、1014880000×8100平方cm≒822平方km。よって琵琶湖の面積は、現在670.33平方kmだそうなので、残念ながら琵琶湖からあふれ出してしまう。